おいしいコーヒーとは……

一口においしいコーヒーといっても、さまざまなとらえ方があります。香りや苦味、酸味、甘みといった要素全ての源となるのが『生豆』材料です。ここが出発点です。
ローストカフェのコーヒーは、ニュークロップ、スペシャリティ豆です。

コーヒーは生鮮食品です

コーヒー豆は実際には「豆」ではなくコーヒーの木の果実、外皮や果肉を取り除き種子だけにしたものが、一般に「コーヒー豆」と呼ばれています。
コーヒーは添加物も、保存料も一切入っていない自然食品であり、農産物であり、生鮮食品なのです。なのに、変に「酸っぱいコーヒー」や変に「苦いコーヒー」を経験した方は多いと思います。
更に、ひどいものは胃が痛くなったり、気分が悪くなったりした話も聞きます。

口にするものとして最低限、品質表示が明確で、鮮度がよく、管理のしっかりしているコーヒーを選ぶようにしてください。

おいしい酸味は「甘み」、おいしい苦味は「コク」につながるものが良質のコーヒーといえます。
名称や、神話だけのプレミア?、根拠のない値段設定に惑わされないようにして、適正な価格を判断する必要があります。ご購入は1~2週間で飲み切れる量にし、豆は冷凍庫で保存してください。

コーヒーの品質

残念なことに、今までに日本で流通されている多くのコーヒーは、世界基準(輸出規格のグレード)の標準(スタンダード)から、かなり低レベルのコーヒーが主流でした。

コーヒー豆にはグレードがあります。グレードが上がるにつれて品質も上がりますが、生産量が少なくなるため、大量生産の大手ロースターまで供給が不可能になり、一部の市場にしか出回りません。

プレミアム以上スペシャリティグレードのコーヒー豆は、ほとんどヨーロッパ諸国向けの高級品として出荷されるか、各種コンテストに出品し、称号を得て世界オークションで取引されます。
ここ最近になって、やっと日本にも少しずつ入荷すようになり、「コーヒー本来の香味」に少しずつ近づいて来たのです!
ただし、「高品質のコーヒー豆」だからと言って、それだけが「旨い」とは限りません。
最終的には、その「一杯のカップ」が全てなのです。
口に入れるものですから、生産過程の明確なもの(品質⇒栽培⇒精製⇒管理)をと考えます。